【SOY Shop】ショップのページでブログの記事を表示する

 

SOY Shopで作成したページに、ブログの記事を表示したいという要望をよく見聞きします。

 

試作ではありますが、フォーラムにブログ記事表示プラグインを公開しましたので、

このプラグインを利用すれば、ショップのページにブログの記事を表示することができますが、

 

せっかくなので、

モジュールでカテゴリー一覧を表示する方法をベースに

自作でCMS側で投稿した記事を取得する方法を説明したいと思います。

 


 

SOY Shopを介して表示されているページは、

/shop ID/.db/sqlite.dbのショップ用のDBから商品データを取得しているので、

DSNをSOY ShopのDBからSOY CMSのブログの記事データが格納されているDBに変更する必要があります。

 

SOY CMSおよびSOY Shop内でのDBとのやり取りは、

SOY2DAOをベースに行っているので、

 

はじめにDAOの設定をShop用からCMSのブログへと変更しなければなりません。

 

まずは、

モジュールの追加はこちらを参考に作成して、下記のようにDAOの設定の変更を行います。

 

//SOY ShopのDAOとDSNの設定を保存しておく
$oldDaoDir = SOY2DAOConfig::DaoDir();
$oldEntityDir = SOY2DAOConfig::EntityDir();
$oldDsn = SOY2DAOConfig::Dsn();

//CMS用のパスを用意する
$cmsDaoDir = str_replace("/soyshop/webapp/src/domain/","/common/domain/",$oldDaoDir);
$cmsEntityDir = str_replace("/soyshop/webapp/src/domain/","/common/domain/",$oldEntityDir);

//取得したいサイトIDのDSNのパスを指定する
$cmsDsn = "sqlite:"."C:/htdocs/サイトID/.db/sqlite.db";

//上で設定したパスをSOY2DAOConfigに入れる
SOY2DAOConfig::DaoDir($cmsDaoDir);
SOY2DAOConfig::EntityDir($cmsEntityDir);
SOY2DAOConfig::Dsn($cmsDsn);

 

SOY2DAOConfigにDAOディレクトリ、EntityディレクトリとDSNのパスを入れたら、

CMSのDBに対して、SOY2DAOFactoryが使えるようになるので

 

SOY2DAOConfig::DaoDir();で設定したdomainディレクトリ以下の/cms/EntryDAOを読み込み、

EntryDAO.class.phpにあるget()で記事全てを取得する。

 

$dao = SOY2DAOFactory::create("cms.EntryDAO");
try{
$entries = $dao->getId();
}

$entriesの値を確認してみて

 

Entryオブジェクトを取得できていることを確認できました。

 

この際、取得したい記事のIDがわかっている場合(今回はID=1)は、

$dao = SOY2DAOFactory::create("cms.EntryDAO");
try{
$entry = $dao->getById(1);
}

getById()に任意の値を入れることで取得できます。

 

あとは、

echo $entries[0]->getTitle();

のようにして表示してみてください。

 


 

記事を取得し終わったら、

DAOの設定をSOY CMSからSOY Shopに戻さなければなりません。

 

//設定をSOY Shop用に戻す
SOY2DAOConfig::DaoDir($oldDaoDir);
SOY2DAOConfig::EntityDir($oldEntityDir);
SOY2DAOConfig::Dsn($oldDsn);

 

SOY2DAOConfigをSOY Shop用に戻さないと、

テンプレートに記述した<!-- shop:module="XXX.YYY" /-->以下に記述したShop用のモジュールまたはブロックがあった場合に、DBから値を取得できなくなります。

 

 

今回の内容は

ブログ記事表示プラグインの/module/plugins/parts_entry_import/直下にある

soyshop.site.beforeoutput.phpの記述が参考になると思います。

name :
URL :
Comment :

トラックバック -

Blog Post

Comments

Trackbacks