SOY Shopプラグインの解説 詳細画面の作成

2014.02.13


前回に引き続き、商品オプションプラグインをベースに

SOY Shopのプラグインの解説をしていきます。

SOY Shopプラグインの解説 インストール時の処理


今回は管理側のプラグイン詳細ページの作成です。





はじめにプラグイン詳細へのリンクを作成します。




詳細へのリンクは上のキャプチャのリンクのことです。


この箇所に文字列を追加する拡張ポイントはsoyshop.info.phpで

用意されている関数はgetPage関数です。


getPage関数で文字列を返すと、

プラグインの詳細の箇所にそのまま表示されます。


function getPage(){
	return "詳細へのリンク";
}

これで詳細ページを開けるようになります。




詳細ページ表示の拡張ポイントはsoyshop.config.phpになります。


/src/logic/plugin/extensions/soyshop.config.phpを見ると


<?php
class SOYShopConfigPageBase implements SOY2PluginAction{

	private $moduleId;

	/**
	 * @return string
	 */
	function getConfigPage(){

	}

	/**
	 * @return string
	 */
	function getConfigPageTitle(){

	}

	function getConfigPageDescription(){

	}

	/**
	 *
	 */
	function redirect($query = ""){
		if(strlen($query) > 0)$query = "&" . $query;
		SOY2PageController::jump("Config.Detail?plugin=" . $this->moduleId . $query);
	}

	function getModuleId() {
		return $this->moduleId;
	}
	function setModuleId($moduleId) {
		$this->moduleId = $moduleId;
	}
}
?>

管理画面ベースで見ていくと



①の箇所がgetConfigPageTitle関数からで、

②の箇所がgetConfigPage関数


どちらも文字列を返すことで表示されます。


getConfigPageDescription関数は省略して、

redirect関数は詳細画面での設定の後でリダイレクトのために使います。




商品オプションのsoyshop.config.phpを見ると


function getConfigPage(){
	//下記で取得しているConfig用のページのクラスファイルを読み込み、対になるHTMLファイルを出力する
	include_once(dirname(__FILE__) . "/config/CommonItemOptionConfigFormPage.class.php");
	$form = SOY2HTMLFactory::createInstance("CommonItemOptionConfigFormPage");
	$form->setConfigObj($this);
	$form->execute();
	return $form->getObject();
}

function getConfigPageTitle(){
	return "商品オプションプラグインの設定";
}

表示に関する二つの関数を使用している。


コードで

phpファイルをincludeで、echoでHTMLを出力ではなく、

SOY2HTMLFactory::createInstance("CommonItemOptionConfigFormPage");

という風にページのオブジェクトを読み込んで表示の形式をとっています。


これによって、

SOY Appの開発で利用したように

SOY2HTMLによるhtmlファイルとphpファイルの切り分けを行えるようになります。

SOY App開発の解説 管理画面のHOMEを作成する

SOY App開発の解説 SOY2HTMLでフォームを設置する



createInstance関数で読み込んでいるファイルは一行上で

include_once(dirname(__FILE__) . "/config/CommonItemOptionConfigFormPage.class.php");

includeしているファイルで、


CommonItemOptionConfigFormPage.class.phpと

CommonItemOptionCOnfigFormPage.htmlのペアになっている。


SOY Appの時に説明した方法で大体同じだが、違う箇所として、


SOY Appの時には、

IndexPage.class.phpというファイル名の場合は、

コンストラクタ名がIndexPageでそこにWebPage::WebPage();を入れて

処理もそこに書いていたが、

SOY App開発の解説 管理画面のHOMEを作成する


<?php
class CommonItemOptionConfigFormPage extends WebPage{

    function CommonItemOptionConfigFormPage() {
    	SOY2DAOFactory::importEntity("SOYShop_DataSets");
    }
    
    function doPost(){
    	//以下略
		
	//リダイレクトはどちらでもいい
	$this->redirect();
	SOY2PageController::jump("Config.Detail?plugin={プラグインID}");
    }
    
    function execute(){

    	WebPage::WebPage();
    	
	//以下略
    }

    function setConfigObj($obj) {
		$this->config = $obj;
	}
}
?>

今回の場合は、コンストラクタはクラスと同名であるが、

処理はexecute関数の中に書いている。


フォームとPOST周りは下記の記事を参考にしてください。

SOY App開発の説明 管理画面側に一覧ページを作成する。

SOY App開発の説明 詳細ページでデータを更新する




プラグインごとに持つ設定データですが、


設定の保存は

SOYShop_DataSets::put("item_option", soy2_serialize($array));と

SOYShop_Datasetsクラスのpull関数でsoyshop_data_setsに放り込みます。


設定内容の取得は

$options = SOYShop_DataSets::get("item_option", null);と

SOYShop_Datasetsクラスのget関数で行います。


設定内容の保存は、

put関数の第一引数でkeyを、

第二引数でvalueと

Key-Valueのように挿入します。


今回はシリアライズしたデータですが、配列を挿入するということでも問題ありません。

商品オプションではputする値が連想配列だったのでシリアライズしています。


設定内容は

get関数の第一引数でkeyを指定して取得します。


第二引数に入れた値は、

keyが存在していなかった場合に返す値になっています。


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