同梱されているモジュールをカスタマイズする
同梱されているパーツモジュール(shop:module="***"のタグ)では機能不足で手を加えたい時、本体内にあるファイルを修正するとバージョンアップした時に上書きされてしまいます。
サイト制作が佳境になった時に修正をする際、モジュール名を変更するとタグも全ページで変更となり、ページ数が多いサイトではタグ名が変更するだけで修正箇所が多く厄介なことがあります。
(shop:module="breadcrumb_navigation"をshop:module="bredcrumb_navigation_custom"に変更のような修正)
今回は同梱されたパーツモジュールをタグ名を変更せずにカスタマイズする方法を紹介します。
今回はパンくずモジュールのshop:module="common.breadcrumb_navigation"を例として見ていきます。
同梱されているshop:module="***"は/CMSインストールディレクトリ/soyshop/webapp/src/module/site/以下にあります。
breadcrumb_navigationはcommonディレクトリ内にあるので、shop:module="***"の***はcommon.breadcrumb_navigationとなり、ディレクトリ名.(ドット)拡張子を除いたファイル名をなります。
このファイルを、
ショップディレクトリ以下にある.moduleディレクトリ以下に本体のsiteディレクトリ構造をそのままコピーすると、本体ではなく、今回のコピーしたファイルを優先的に読み込むようになります。
(shop:module="breadcrumb_navigation"で/ショップID/.module/common/breadcrumb_navigation.phpを読み込む)
ショップディレクトリ側の.moduleディレクトリ以下はバージョンアップで上書きされることはありませんので、バージョンアップ時にモジュールファイルのカスタマイズ箇所が消えるということはありません。
次回、具体的なカスタマイズの内容を見ていくことにします。
追記
.moduleでディレクトリをファイルを作成すると、
管理画面のテンプレート管理にあるモジュール一覧にモジュールが追加されますが、
commonディレクトリ内のモジュールファイルは表示されません。
ちなみに、htmlディレクトリにあるモジュールファイルはHTMLモジュール一覧で表示されています。